まずは、以下の3曲を聴いてみてください。
聴いてみて、 「ハイハットの音が、他の曲よりたくさん聞こえるな」 と思った方もいるのではないでしょうか?
これらの曲には、ドラムの演奏に共通するポイントがあります。
・ハイハットを16分音符で演奏している
・右手と左手を交互に使う「オルタネートスティッキング」を使っている
このパターンは、これらの曲だけでなく、ファンク、ポップス、ロックなど、さまざまなジャンルで使われています。
一度マスターしてしまえば、いろいろなリズムパターンやフィルインにも応用できる、とても便利なテクニックです。
今回は、この「ハイハットを16分音符でオルタネートスティッキングするパターン」を、どのように練習すればいいのかを紹介していきます。
「オルタネートスティッキング」とは?
オルタネートスティッキングとは、簡単に言うと、 右手と左手を交互に使って叩くことです。
例えば、 R → L → R → L というように、右手(R)と左手(L)を交互に動かします。
詳しくはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
>【16分音符をスネアでキレイに叩くコツ!オルタネートスティッキングの基本】
まずはハイハットだけ叩いてみよう
それでは実際に練習してみましょう。
今回のパターンでは、ハイハットを16分音符で演奏します。
まずはバスドラムやスネアを入れずに、ハイハットだけを右手と左手で交互に叩いてみましょう。

ポイントは、 「右・左・右・左」 という4回の動きを、1セットとして考えることです。
16分音符は4つで1拍になるため、 R → L → R → L という動きをひとまとまりとして感じられるようになると、パターンがかなり理解しやすくなります。
バスドラムを加えてみよう
ハイハットの動きができたら、次はバスドラムを加えてみましょう。
最初の「右」を叩くタイミングで、バスドラムも一緒に鳴らします。
つまり、 R+バスドラム → L → R → L という形です。

ここでも、 「右・左・右・左」の4回で1セット という感覚を大切にしてください。
この「4つでひとまとまり」という感覚を身につけると、テンポが速くなったときにもリズムを見失いません。
スネアを加えてみよう
バスドラムを入れた状態で安定して叩けるようになったら、今度はスネアを加えます。
スネアを叩くタイミングは、バスドラムと同時です。

ここまでできると、今回の基本パターンがかなり見えてきます。
焦らず、
ハイハットだけ ↓ ハイハット+バスドラム ↓ ハイハット+バスドラム+スネア
という順番で練習してみましょう。
2つのパターンを交互に演奏してみよう
先ほど練習した2つのパターンを交互に演奏してみます。

最初はゆっくりしたテンポで構いません。
大切なのは「速く叩くこと」ではなく、
・右手と左手が正確に交互に動いているか
・16分音符の間隔が均等になっているか
を確認することです。
ここまでできれば、基本的なパターンは完成です!
テンポを速くして叩いてみよう
最初に紹介した3曲を聴いてみると、曲によってテンポが違うことが分かります。
特に「ルパン三世のテーマ’78」は、今回のパターンをかなり速いテンポで演奏しています。
実際にテンポを上げて練習してみると、次のような問題が起こりやすくなります。
・叩く音数が合わなくなる
・右手と左手のタイミングが均等にならない
・左手だけ音が小さくなる
・16分音符が均等に聞こえなくなる
・テンポが上がると手の動きがバラバラになる
こうした問題を解決するために、いくつかの練習方法を試してみましょう。
練習方法については、冒頭でもお伝えした前回の記事にて紹介していますので、そちらをぜひ読んでみてください。
>【16分音符をスネアでキレイに叩くコツ!オルタネートスティッキングの基本】
「右手だけ左手だけ」に分けて練習|右手の練習

譜面の赤丸がついているところが、右手で叩く場所です。
まずは、この右手の部分だけを抜き出して、バスドラムと一緒に演奏してみましょう。
右手は、
ハイハット → スネア → ハイハット
というように移動していきます。
ここで意識したいのが、右手の「高低差」です。
ハイハットとスネアでは叩く場所が変わるため、右手には上下の動きが生まれます。
最初はこの動きに戸惑うかもしれません。
しかし、この動きをスムーズにできるようになると、テンポを上げても右手がスムーズに動くようになります。
まずはゆっくりしたテンポで、無駄な力を入れずに手が移動できるか確認してみましょう。
「右手だけ左手だけ」に分けて練習|左手の練習

今度は青丸の部分が左手です。
この部分だけを抜き出し、バスドラムと一緒に演奏してみましょう。
左手は16分音符の中の裏側を担当することになります。
この裏拍を利き手ではない左手で安定して叩くのは、意外と難しいものです。
特にテンポが速くなるほど、左右のタイミングや音量の差が目立つようになります。
だからこそ、左手だけを取り出して練習することに意味があります。
左手の動きが安定してくると、
・16分音符が均等になる
・左右の音量差が少なくなる
・ハイハットがきれいに聞こえる
・リズムが安定する
といった変化が出てきます。
結果として、バンド全体で演奏したときにも、他のメンバーがリズムを感じやすい、安定したドラムにつながっていきます。
基本から応用へ
今回は、ハイハットを16分音符で演奏し、オルタネートスティッキングを使ったリズムパターンの練習方法を紹介しました。
パターンをマスターすると、叩けるリズムパターンの種類が一気に増えていきます。
さらに、16分音符を使ったフィルインのスティッキングにも応用できます。
最初はなかなか速く叩けなくても大丈夫です。 「速く叩く」よりも「均等に叩く」ことを意識する。 これが上達への近道です。
ぜひ、少しずつテンポを上げてチャレンジしてみてください!
講師:植草 徳(うえくさ あつし)

高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。
アッシュドラムスタジオで用意しているコースは、以下の6つ。
- 平日限定ドラムレッスン……学生さんから主婦・主夫の方におすすめ
- 短期集中ドラムレッスン……目的がハッキリしている方におすすめ
- 基礎ドラムレッスン……初心者~経験者
- カスタムドラムレッスン……ライブの練習や覚えたい曲がある方におすすめ
- キッズドラムレッスン……小学3〜4年生以上向けのレッスン
- アドバンスドラムレッスン……プロ志向の方におすすめ
45分の無料体験レッスンも行っているので、まずはお気軽にドラム教室へお越しください。
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現在ではZoomを用いたオンラインレッスンも行っているので、遠方の方でも問題ありません。









