ドラムブログ

16分音符のリズムパターンを叩いてみよう!オルタネートスティッキングの応用

2026.10.15

ドラムブログ

まずは、以下の3曲を聴いてみてください。

聴いてみて、 「ハイハットの音が、他の曲よりたくさん聞こえるな」 と思った方もいるのではないでしょうか?

これらの曲には、ドラムの演奏に共通するポイントがあります。

・ハイハットを16分音符で演奏している

・右手と左手を交互に使う「オルタネートスティッキング」を使っている

このパターンは、これらの曲だけでなく、ファンク、ポップス、ロックなど、さまざまなジャンルで使われています。

一度マスターしてしまえば、いろいろなリズムパターンやフィルインにも応用できる、とても便利なテクニックです。

今回は、この「ハイハットを16分音符でオルタネートスティッキングするパターン」を、どのように練習すればいいのかを紹介していきます。

「オルタネートスティッキング」とは?

オルタネートスティッキングとは、簡単に言うと、 右手と左手を交互に使って叩くことです。

例えば、 R → L → R → L というように、右手(R)と左手(L)を交互に動かします。

詳しくはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

>【16分音符をスネアでキレイに叩くコツ!オルタネートスティッキングの基本】

まずはハイハットだけ叩いてみよう

それでは実際に練習してみましょう。

今回のパターンでは、ハイハットを16分音符で演奏します。

まずはバスドラムやスネアを入れずに、ハイハットだけを右手と左手で交互に叩いてみましょう。

ポイントは、 「右・左・右・左」 という4回の動きを、1セットとして考えることです。

16分音符は4つで1拍になるため、 R → L → R → L という動きをひとまとまりとして感じられるようになると、パターンがかなり理解しやすくなります。

バスドラムを加えてみよう

ハイハットの動きができたら、次はバスドラムを加えてみましょう。

最初の「右」を叩くタイミングで、バスドラムも一緒に鳴らします。

つまり、 R+バスドラム → L → R → L という形です。

ここでも、 「右・左・右・左」の4回で1セット という感覚を大切にしてください。

この「4つでひとまとまり」という感覚を身につけると、テンポが速くなったときにもリズムを見失いません。

スネアを加えてみよう

バスドラムを入れた状態で安定して叩けるようになったら、今度はスネアを加えます。

スネアを叩くタイミングは、バスドラムと同時です。

ここまでできると、今回の基本パターンがかなり見えてきます。

焦らず、

ハイハットだけ ↓ ハイハット+バスドラム ↓ ハイハット+バスドラム+スネア

という順番で練習してみましょう。

2つのパターンを交互に演奏してみよう

先ほど練習した2つのパターンを交互に演奏してみます。

最初はゆっくりしたテンポで構いません。

大切なのは「速く叩くこと」ではなく、

・右手と左手が正確に交互に動いているか

・16分音符の間隔が均等になっているか

を確認することです。

ここまでできれば、基本的なパターンは完成です!

テンポを速くして叩いてみよう

最初に紹介した3曲を聴いてみると、曲によってテンポが違うことが分かります。

特に「ルパン三世のテーマ’78」は、今回のパターンをかなり速いテンポで演奏しています。

実際にテンポを上げて練習してみると、次のような問題が起こりやすくなります。

・叩く音数が合わなくなる

・右手と左手のタイミングが均等にならない

・左手だけ音が小さくなる

・16分音符が均等に聞こえなくなる

・テンポが上がると手の動きがバラバラになる

こうした問題を解決するために、いくつかの練習方法を試してみましょう。

練習方法については、冒頭でもお伝えした前回の記事にて紹介していますので、そちらをぜひ読んでみてください。

>【16分音符をスネアでキレイに叩くコツ!オルタネートスティッキングの基本】

「右手だけ左手だけ」に分けて練習|右手の練習

譜面の赤丸がついているところが、右手で叩く場所です。

まずは、この右手の部分だけを抜き出して、バスドラムと一緒に演奏してみましょう。

右手は、

ハイハット → スネア → ハイハット

というように移動していきます。

ここで意識したいのが、右手の「高低差」です。

ハイハットとスネアでは叩く場所が変わるため、右手には上下の動きが生まれます。

最初はこの動きに戸惑うかもしれません。

しかし、この動きをスムーズにできるようになると、テンポを上げても右手がスムーズに動くようになります。

まずはゆっくりしたテンポで、無駄な力を入れずに手が移動できるか確認してみましょう。

「右手だけ左手だけ」に分けて練習|左手の練習

今度は青丸の部分が左手です。

この部分だけを抜き出し、バスドラムと一緒に演奏してみましょう。

左手は16分音符の中の裏側を担当することになります。

この裏拍を利き手ではない左手で安定して叩くのは、意外と難しいものです。

特にテンポが速くなるほど、左右のタイミングや音量の差が目立つようになります。

だからこそ、左手だけを取り出して練習することに意味があります。

左手の動きが安定してくると、

・16分音符が均等になる

・左右の音量差が少なくなる

・ハイハットがきれいに聞こえる

・リズムが安定する

といった変化が出てきます。

結果として、バンド全体で演奏したときにも、他のメンバーがリズムを感じやすい、安定したドラムにつながっていきます。

基本から応用へ

今回は、ハイハットを16分音符で演奏し、オルタネートスティッキングを使ったリズムパターンの練習方法を紹介しました。

パターンをマスターすると、叩けるリズムパターンの種類が一気に増えていきます。

さらに、16分音符を使ったフィルインのスティッキングにも応用できます。

最初はなかなか速く叩けなくても大丈夫です。 「速く叩く」よりも「均等に叩く」ことを意識する。 これが上達への近道です。

ぜひ、少しずつテンポを上げてチャレンジしてみてください!

講師:植草 徳(うえくさ あつし)

講師:植草 徳(うえくさ あつし)

高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。

 

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