ドラムブログ

16分音符をスネアでキレイに叩くコツ!オルタネートスティッキングの基本

2026.09.30

ドラムブログ

スネアドラムで16分音符を連続して叩く練習は、ドラムの基本練習のひとつです。

しかし、実際にやってみると……

・右手と左手がバラバラになってしまう

・速くすると音が揃わなくなる

・左手だけ音が小さくなる

・力が入りすぎてすぐ疲れる

ということがよくあります。

そこで今回は、初心者・初級者の方に向けて、スネアで16分音符をオルタネートスティッキングで叩くコツを紹介します。

そもそも「オルタネートスティッキング」とは?

オルタネートスティッキングとは、簡単に言うと、 右手と左手を交互に使って叩くこと です。

例えば、 R L R L R L R L…… というように、 右・左・右・左…… と交互に叩きます。


16分音符の場合は、 4つの音×4回分 R L R L x 4回分と割り当てます。

まずは、この「右・左・右・左」という動きを自然にできるようにすることが大切です。

また最初の「右」の時に同時にバスドラムを鳴らして、4回おきに区切るようにしてあげると テンポが速くなっても、叩いてる回数をちゃんと数えられるようになります。

速く叩くことより「均等に叩く」ことが大切

16分音符の練習で、一番気をつけたいのが、 「速く叩こうとしすぎない」 ことです。


例えば、「タタタタ」 と4回叩くとき、4つの音の間隔が、タ・タ・タ・タ と均等になるようにしてください。

テンポを上げると、 「タタッタタ」 のように、音と音の間隔がバラバラになってしまうことがあります。

これでは、速く叩けていても16分音符としてはキレイに聞こえません。

まずはゆっくりしたテンポで、 「4つの音を均等に並べる」 ことを意識しましょう。

間隔だけではなく音の大きさにも注意

右手は大きいけれど、左手は小さい(※利き手が逆の場合は反対の現象)
といった場合、音の大きさにもバラつきが出やすいです。

例えば、 R L R L と叩いたときに、 「ドン・小・ドン・小」 のように聞こえてしまうと、16分音符がキレイに聞こえません。

まずは、右手と左手を同じくらいの音量で叩くことを意識しましょう。

そのためには、右手と左手それぞれの動きや音を確認してみてください。

右手だけ、左手だけの練習も効果的

いきなりRLRLと叩くのではなく、

・右手だけで、 R R R R|R R R R

・左手だけで、 L L L L|L L L L

と叩いてみましょう。

このとき、右手と左手で音量や叩き方に大きな違いがないか確認します。

その後、 R L R L|R L R L と交互に叩きます。

左右それぞれの動きを確認してから交互にすると、キレイに揃いやすいです。

またスティックの振り上げる高さを左右で揃えてあげるのもおすすめです。

高さが揃うと、音量、タイミング共に均等になります。

最初は「ゆっくり」でOK!

練習するときは、メトロノームを使い ♩=60 くらいのゆっくりしたテンポから始めてください。

4分音符を「1・2・3・4」と数えながら、その中に4つの音を入れます。

4つの音を均等に入れづらい場合には、カウントの代わりに何か4文字の物を唱えながら 叩くと良いでしょう。

アッシュドラムスタジオのオススメは「ク・ツ・シ・タ」です。

クツシタ|クツシタ|クツシタ|クツシタ|

に合わせて


R L R L|R L R L|R L R L|R L R L

と叩きます。

「こんなにゆっくりでいいの?」 と思うくらいで大丈夫です。

むしろ、ゆっくりだからこそ、

・ 音の大きさ

・手の動き

・左右のバランス

・音と音の間隔

をしっかりと確認できます。

「速く叩けるテンポ」ではなく「キレイに叩けるテンポ」で練習

ここはとても重要なポイントです。

例えば、 ♩=80ではキレイに叩けるけれど、♩=100では音がバラバラになる。

この場合、練習するべきテンポは100ではありません。

まずは、 ♩=80で安定して叩くことを優先しましょう。

キレイに叩けるようになったら、 80 → 84 → 88 → 92…… というように、少しずつテンポを上げていきます。

「速く叩けること」よりも、 「どのテンポでも均等に叩けること」 のほうが、実際の演奏では重要です。

スティックを強く握りすぎない

16分音符を速く叩こうとすると、 「速く叩かなければ!」 と力が入ってしまうことがあります。

しかし、スティックを強く握りすぎると、かえって動かしにくいです。

特に、 肩 → 肘 → 手首 → 指 と、体のいろいろな部分に力が入ってしまうと、速くなるほど疲れやすくなります。

そのため、スティックは必要以上に強く握らず、自然に動かせる状態を作りましょう。

スティックの「跳ね返り」を利用しよう

スネアドラムを叩くと、スティックは打面から跳ね返ってきます。

この跳ね返りをリバウンドといいます。

16分音符を続けて叩くときは、このリバウンドを上手く利用しましょう。

毎回、腕の力でスティックを持ち上げて叩こうとすると、とても疲れてしまいます。

スティックが自然に跳ね返ってくる感覚で叩けるようにしましょう。

16分音符は「速さ」より「正確さ」

スネアで16分音符を叩く練習は、単純なように見えて、実はドラムの基本がたくさん詰まっています。

大切なのは、

① 右手と左手を交互に動かす

② 4つの音を均等にする

③ 左右の音量を揃える

④ スティックを強く握りすぎない

⑤ リバウンドを利用する

⑥ メトロノームを使って少しずつテンポを上げる

ということです。 最初から速く叩く必要はありません。

むしろ、ゆっくりしたテンポで正確に叩くことが、結果的に速く叩けるようになる近道です。

どんな練習も基本が大事

16分音符のオルタネートスティッキングは、ドラムを上達させるうえで非常に重要な基本テクニックです。

「速く叩く」ということだけを目標にせず、 「右手と左手で、均等な音を正確に並べる」 ことを意識して練習してみてください。

最初は、 R L R L|R L R L をゆっくり。 そして、キレイに叩けるようになったら少しずつテンポを上げていきましょう。

この基本が身につくと、16分音符を使ったフィルインや、ハイハット・スネアを組み合わせたさまざまなリズムも、より安定して演奏できるようになります。

焦らず、正確に、それが16分音符を上達させる一番のポイントです。

講師:植草 徳(うえくさ あつし)

講師:植草 徳(うえくさ あつし)

高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。

 

アッシュドラムスタジオで用意しているコースは、以下の6つ。

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  • 短期集中ドラムレッスン……目的がハッキリしている方におすすめ
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