前回のブログでは8ビートで速い曲を演奏する時、ハイハットの叩き方をダウンーアップストロークでやりましょうと紹介しましたが、その次に問題になるのが足=バスドラムの踏み方です。
何が問題かというと、初心者の方の場合、バスドラムがあるタイミングに入ると、ハイハットを叩くストロークがうまくいかず、スピードが鈍って遅くなってしまうケースが多々あるのです。
以下で、具体的な例について解説します。
例1)8分音符2発連続
速い曲で8分音符のバスドラム2発連続で叩くのは大変です。
ましてや音量を出そうとして力んでしまいがち。
力んでしまうとそれに吊られて腕も力んでしまいます。
そうすると折角「ダウン、アップ」と交互に叩いていたストロークも、力みに吊られて全て「ダウン、ダウン」となりがちです。
ですので、まずは自分がどのぐらいまでのテンポだと吊られず叩けるのか?を知ることから始めましょう。
そのテンポからリラックスして2発連続で叩ける足の充分な筋力が付くまでじっくり練習して鍛えていきましょう。
特に2発目の音量がしっかり出るように練習するのがおすすめです。
例2) ハイハットのアップストローク時に入るバスドラム
例1)よりもこちらの方が良くみられるケースです。
リズムパターンの中に突然現れるいわゆる「裏」のタイミングでバスドラムを踏むケース。
この時に右手の「ダウン、アップ」が「ダウン、ダウン」になってしまって折角のストロークが続かない、という事がよく見られます。
例えば以下のようなパターンです。
※D=ダウンストローク(ハイハット)/ U=アップストローク(ハイハット)/ S=スネア/ B=バスドラム
DUDUDUDU
〇〇S〇〇〇S〇
B〇〇B〇〇〇〇
2回目のUのタイミングで同時にバスドラムを踏む時など、ここのアップストロークがバスドラムに吊られてダウンストロークになってしまいます。
改善するための練習方法は以下のパターンです。
DUDUDUDU
〇〇S〇〇〇S〇
〇B〇B〇B〇B
とにかくアップストロークのタイミングでバスドラムを踏んで、ダウンーアップの順番が崩れないように練習してあげることです。
どちらも独立して動けるようになるまで繰り返しやりましょう。
慣れるとスピードが格段に速くなります。
8ビートのスピードアップでお困りの方はアッシュドラムスタジオへ
前回と今回のブログで8ビートに関しての速く叩くためのポイントは書いてみましたが、その他の要因でスピードが上がらないケースもしばしばあります。
お悩みの方は一度アッシュドラムスタジオへご相談いただければ、丁寧に解決に向けてレッスンさせていただきます。
講師:植草 徳(うえくさ あつし)
高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。
アッシュドラムスタジオで用意しているコースは、以下の6つ。
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