梅雨の時期、楽器が湿気てあまり良い音がならないのが嫌な所ですねぇ。
さて、今回のテーマはスティックの握り方について。
ドラム用語では「グリップ」と言います。
種類はいくつかありますが、まず大きく分けて2つ
1.レギュラーグリップ(トラディショナルグリップ)
2.マッチドグリップ
の2種類となります。
1.レギュラーグリップ(トラディショナルグリップ)
というのは下記の上の写真のような持ち方です。
元々軍隊で小太鼓を叩く際に、左脇に太鼓があったため、左手に持つスティックをこのようにもったのが由来とされています。
カッコに書いた、トラディショナルという単語は「伝統的な」という意味がありますので、元々のスティック握り方はこちらの方が早く産まれたようです。
レギュラーグリップの利点は、親指の付け根の部分でスティックを下から支えるので、スティックを細かく動かして繊細な音を出しやすい所です。
そういった理由からジャズドラム、オーケストラやマーチングのスネアドラムの演奏時に好んで使われる方も多いようです。
もちろんハードヒットで大音量を出す事も出来ますが、マッチドグリップよりは練習が必要なようです。
2.マッチドグリップ
というのは下記の下の写真のような持ち方です。
左右対称にスティックを握ります。最近ドラムを始める方はこちらで始める方が多いようです。
マッチドグリップの利点は大音量を出しやすい所です。ロック・ポップス系のドラムの際には好まれます。また右利きの方は右手の方が早く上手くなるので、それを手本に左手を同じように練習する際にマッチドグリップの方がやりやすい点があります。
どちらにも利点がありますが、自分の音楽性や身体の特徴なんかを考慮して練習してあげましょう。
ちなみに私はレギュラーグリップは出来ません(泣)
次回はマッチドグリップの種類3種類についてです。
グリップ!!
2014.06.29
ドラムブログ