以前のブログでリハーサルスタジオでドラムの練習をしてみましょうと紹介しましたが、毎日練習したい方やスタジオまでの行き来が遠かったりする方には、お金や時間の問題が付き物です。
>ドラムの練習はどこでする?リハーサルスタジオへ行ってみよう!
やはり自宅で練習できるに越したことはないですが、日本の住宅事情や近隣への騒音問題を考えてしまうと尻込みしてしまう方も多いと思います。
ただ自宅で練習出来ないかと言われれば、そうではありません!!
知恵と工夫と想像力で自宅での練習も可能になります。
今回は自宅で身近な物を使った練習方法などを紹介していきます。
まずはエアドラムから始めましょう!!
初心者の方が最初に持っているドラムアイテムといえば、スティックしかありません。その状態だけで練習するする方法がエアドラムです。
「エアドラムって何?」
と思う方も多いと思いますが、想像のドラムセットを叩く練習方法です。
ただこの練習方法は、一度本物のドラムを叩いたことがある方で、ドラムセットに座った時の楽器の景色が想像できる事が前提となります。
具体的な方法は、以下のとおりです。
1.まずは椅子に座ってみましょう。ドラム用の椅子の代わりに高さが似ているダイニングチェアで構いません。
2.座りながら右手をハイハット、左手をスネアのポジションへ構えてみます。足の位置はバスドラムとハイハットのペダルの位置を思い出しながら少し前方へ置く。
これでエアドラムの準備は完了です。
両手に関しては、叩くものが無いので、ハイハットやスネアの高さまで腕を振り下ろして止める。
止めたらまた振り上げるの連続になりますが、この空中で腕を上げ下げをする所謂素振りの状態が、一番筋肉が鍛えられます!
また、足も地面や床でバスドラムを叩く際の動きを真似してみましょう。
足を上げる際は、足裏が地面から離れますが、足を下ろす時は最初に足があった場所に正確に戻すようにしましょう。
初心者ドラマーの方で「バスドラムを踏むと、足がどんどん前(または後ろ)にズレてしまう」という話をよく聞きますので、そのための練習にもなります。
またフィルインの練習もタムやシンバルの位置を想像しながら、もしくは想像よりも遠くへ腕を動かします。
ドラムセットを本物よりも小さく設定(想像)してしまうと、動きがコンパクトになりすぎてしまって、本物を実際に叩くときに「あれ、腕が届かない」といった事がよくあります。 (また小さめの電子ドラムでの練習に慣れすぎてしまうと、同じ状態になります。)
クッション、枕、タオルなどを使ってドラムの練習
何か実際に物を叩きたい!
という方には自宅で調達できる物だと ソファのクッションや枕、あとは何重かに折り畳んだタオルなどがおすすめです。
何個も揃えてドラムセットのように並べてみるのも良いですし、そんなに何個も揃えられない場合にはスネアドラムでの基礎練習用に1個だけ準備して叩いてみましょう。
セッティングする際はリビングなどにある低めのテーブルの上にクッション、枕、タオルを置いて叩きます。
椅子はソファや、ちょっと位置が高くなってしまいますがダイニングテーブルでも構いません。
クッションや枕などは叩いてもスティックが跳ね返らないので、これもドラムの為の腕の筋力鍛えるにはもってこいです。(有名ドラマーも使っていた練習方法になります)
タムの数だけ揃えると、スティックが跳ね返らない状態でスティックを横方向へ動かす練習にもなります。
お金もあまりかからず便利な練習方法になりますので、試したい方はトライしてみましょう。
ドラム練習用のゴムパッドを使う際の注意
ゴム製の練習パッドも自宅で練習する際には便利です。
何個も準備できれば簡易的なドラムセットとしての練習も可能です。
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ただ注意点としては騒音問題に発展する可能性があります。
一軒家にお住まいの場合では少し確率は低くなりますが、集合住宅の場合は確実に騒音問題になると思った方が良いでしょう。
特にバスドラム用のペダルを練習パッドを使って練習した場合は、子供が3〜4人走り回っているぐらいの音量・振動になりますので注意が必要です。
もし練習パッドを自宅で使いたい場合には、パッドの上に何重かに折りたたんだタオルを長くて太めの輪ゴムなどでくっ付けてタオルの上から叩いてあげるとだいぶ騒音や振動の軽減になります。
また練習パッドの下(足の場合はペダルと練習パッド、両方の下)に何かしら小さめのカーペットや足拭きマットなどを敷いてセッティングしてあげると振動や床の傷の防止につながります。
自宅でのドラムの練習には、知恵と工夫と想像力が必要!
ここでの練習方法はほんの一部にしか過ぎません。
この他にもやろうと思えば自宅でのドラム練習方法はいくらでもあります。
たとえば、以下の記事でも自宅でできる練習方法を紹介しています。
>自宅でできるドラム練習方法|ドラムセットがなくても練習はできる!
自宅に家事の道具でドラムセット組んで練習している方もいらっしゃいますし、初めて10年近くは何も道具を買わずに上達した方もいます。
なかなか日本の文化や住宅事情を考えるとドラムを自宅で練習するのは難しいですが、冒頭でも書きましたが、必要なのは知恵と工夫と想像力、あとは何とかしてやろうというやる気になってきます。
どうしても自宅でという方は諦めずに、何とかドラムが練習出来る環境を自宅で作ってみましょう!
ご自宅でのドラムの練習方法はアッシュドラムスタジオへご相談ください。
生徒様のお住まいの環境などを伺って、ご自宅での練習方法や練習に必要な機材や環境の作り方などのご提案もさせていただきますので、気軽にご相談いただければと思います。
講師:植草 徳(うえくさ あつし)
高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。
アッシュドラムスタジオで用意しているコースは、以下の6つ。
- 平日限定ドラムレッスン……学生さんから主婦・主夫の方におすすめ
- 短期集中ドラムレッスン……目的がハッキリしている方におすすめ
- 基礎ドラムレッスン……初心者~経験者
- カスタムドラムレッスン……ライブの練習や覚えたい曲がある方におすすめ
- キッズドラムレッスン……小学3〜4年生以上向けのレッスン
- アドバンスドラムレッスン……プロ志向の方におすすめ
45分の無料体験レッスンも行っているので、まずはお気軽にドラム教室へお越しください。
※無料体験後5日以内の入会でドラムスティックプレゼントキャンペーン実施中!※
現在ではZoomを用いたオンラインレッスンも行っているので、遠方の方でも問題ありません。