ドラム初心者の方が「この曲を演奏してみたい」と思ってトライしてみる際に、叩きたいのと同時に「この曲は本当に叩けるようになるのか?」と不安に思う方も多いと思います。
曲によってはすんなり演奏できてしまう場合もありますし、自分の予想に反して全然上手くいかないという事も起こります。
今回は1曲を通してドラムを演奏する際に、「その曲が自分にとって叩けるか曲なのか?叩けないのか?」というのをどこで判断したら良いかの、ポイントをいくつか取り上げてみます。
またここで挙げているポイントは期日があるライブイベント用の曲やバンドを組んで候補曲をあげなくてはいけない、という場合の選曲の参考にもなるかと思います。
初心者ドラマーが叩きやすいテンポ(bpm)はいくつか?
自分の叩きたい曲のテンポ(bpm)を把握するのはとても大事です。
初心者のドラマーの方だと速すぎると叩けないという問題が出てきますので、きちんと把握しておきましょう。
またドラマーとして自分が演奏する曲のテンポが分からないのは、「恥ずかしい事」だと思っておきましょう。
目安としてはテンポ100以上(譜面上だと「♩=100」という形で書かれています。)を超えてる数字に注意。
数値が大きい=曲のスピードが速いということです。
最近ではテンポが200近い曲もありますが、相当練習の必要がありますし、速い曲を正しい奏法が出来ないうちにトライすると腱鞘炎や体の故障の原因にもなります。
最初のうちは120ぐらいまでを目処に叩きたい曲を探してみましょう。
初心者ドラマーが叩きやすいリズムパターンはどんな種類のものか?
曲中に出てくるリズムパターンは一般的には数種類のパターンが使用されています。
なので曲中のある箇所は簡単に叩けるパターンであったり、他の箇所が難解なものだったりする場合もあります。
そうすると簡単なところの習熟度は上がりやすい一方で、難解なところは中々前に進まずイライラしてしまいます。
また簡単な箇所と難しい箇所で叩けるスピードが変わってきてしまい、結局1曲として仕上げるには中々難しい状態に陥りやすくなります。
ですから、初心者のうちはリズムパターンにあまり変化のない曲を練習するのがオススメです。
そういった曲を何曲も経験するうちに、曲中に違うパターンが登場しても過去に練習したパターンのストックから対応できるようになってきます。
またリズムパターンをパッと聞いた感じ「これは叩けそう」と感じるのも大事な感覚です。
リズムパターンを自然に口ずさめたり、体が勝手に反応したりするならチャレンジしても良いと思います。
これはパターンのコピーが出来るサインと思って見逃さないようにしましょう。
初心者ドラマーが叩きやすいフィルインはどんなものか?
自分が叩きたい曲の中に使われいるフィルインについて少し耳を傾けてみましょう。
フィルインがカッコいいと俄然やる気も出てきますが、それがあまりに難しいと曲として演奏する際にはやはりドラム初心者の方にはハードルが高くなってきます。
前述のポイントで「これは叩けそう」、「自然と口ずさめる」、「体が勝手に反応する」という言葉を使いましたが、初心者のドラマーが曲中のフィルインを叩けるかに関しては、正にここがポイントかと思います。
フィルインの音を口で歌えたり、また【叩いてみた動画】などをみて「自分でも真似できそうかも?」と感覚的に思ってしまったり、という事があれば是非トライしてみる価値があります。
譜面を入手して読みながらやろうとすると、「読譜」がまたクリアしなくてはならないハードルとなりますので、初心者の方には2重3重苦となってしまいます。
そこを飛ばしてやろうと思うと先ほど挙げた感覚が大事になってきます。
もちろんトライしても出来ない場合もあるので確実に出来るとは言いませんが、そう思わない人よりは出来る確率はかなり高いと思います。
逆を言うと「ちょっとこれは難しいかな?出来なさそう。。。」と思ってしまったフィルインに関しては、簡単なフィルインを代用したり、違う曲に変える方が1曲を完成させる満足には早くつながるかもしれません。
時間をかければどんな曲でも叩けるようになります
ここまでで挙げたポイントはあくまで初心者の方が1曲演奏しきる為、また期日のあるイベントやバンドを組んで候補曲を挙げる際などのポイントです。
いわば手っ取り早く叩ける曲と叩けない曲を仕分けする際のポイントなので一生懸命、時間をかけて正しく練習していけば基本的にはどんな曲でも叩けるようにはなっていきます。
時間に余裕があれば自分の叩きたい曲は今は出来ないけど次までには!と思って頑張ってどんどん練習していくのがオススメです。
前述したポイントもやる気やモチベーションの前では無いに等しいですので、「難しいけどやるんだ!」という方は是非やりたい曲にチャレンジしてみてください!
そこから見えてくるものはやらないで尻込みしているよりずっと多いはずです。
ドラム初心者で「何を練習すればいいかわからない」とお困りなら
ドラム初心者の練習でお困りなら、アッシュドラムスタジオへご相談ください。
叩きたい曲のリズムパターンやフィルインなどを簡単にアレンジしてのレッスンも可能です。
またオリジナルのまま演奏してみたいという方はどうすれば叩けるかなどの基礎練習のやり方も踏まえて、生徒様のレベルに合わせたレッスンで行っております。
自分のレベルを気にせず、気になったことをそのまま講師にご相談ください。
講師:植草 徳(うえくさ あつし)
高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。
アッシュドラムスタジオで用意しているコースは、以下の6つ。
- 平日限定ドラムレッスン……学生さんから主婦・主夫の方におすすめ
- 短期集中ドラムレッスン……目的がハッキリしている方におすすめ
- 基礎ドラムレッスン……初心者~経験者
- カスタムドラムレッスン……ライブの練習や覚えたい曲がある方におすすめ
- キッズドラムレッスン……小学3〜4年生以上向けのレッスン
- アドバンスドラムレッスン……プロ志向の方におすすめ
45分の無料体験レッスンも行っているので、まずはお気軽にドラム教室へお越しください。
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現在ではZoomを用いたオンラインレッスンも行っているので、遠方の方でも問題ありません。