ドラム初心者の人が音符を読む事を学習し始める時にはまず順番に、
・4分音符(休符)
・8分音符(休符)
・16分音符(休符)
と通常では進んでいきます。
次の段階として1拍(4分音符1つ)の中に8分と16分音符が混ざったフレーズが出てきます。
その混ざったフレーズを演奏しようとすると「あれ、これってどういうタイミングで叩くんだっけ?」と混乱される人が多いようです。
今回はその混乱しやすい3つのフレーズを紹介するのと同時に、それぞれのフレーズの歌い方や手順を紹介していきます。
1.タタタン
まず「タタタン」というフレーズです。
左から、
16分音符、16分音符、8分音符
と並んでいます。
歌い方はタタタン、手順はRLR_と叩きます。
このフレーズは2個目の16分音符と8分音符の間に隙間があるように見えるので、タタンタ(後述する3個目のフレーズ)と間違えてしまう人が最も多いフレーズです。
音符の見た目に騙されず、3個の音符を連続で叩き切ってしまいましょう。
2.タンタタ
次にこのフレーズです。
左から、
8分音符、16分音符、16分音符
と並んでいます。
歌い方はタンタタ、手順はR_RLと叩きます。
手順のスペース部分には16分音符1つ分のお休みがあると思いましょう。
その人が2回目に叩くR(右手)のタイミングが取りやすいと思います。
このフレーズは前述した1個目のフレーズと間違えてしまう人もいます。
最初は8分音符なので2個目の音符との間にしっかり隙間を開けて叩きましょう。
3.タタンタ
最後にこのフレーズです。
左から、
16分音符、8分音符、16分音符
と並んでいます。
歌い方はタタンタ、手順はRL_Lと叩きますが、このフレーズが初心者の方が一番間違えやすいものとなります。
理由としては、
・音符の線が読みづらい。
・手順が叩きづらい
・手順のせいでタイミングよく叩けない(右利きの方は特に)
と3拍子揃っています。
まず最初と最後の音符に短い2本目の線がついていますが、これが16分音符であることを示しています。
また2個目の8分音符と3個目の16分音符はどちらも手順はL(左手)になります。
16分音符1つ分のお休みを空けたあと、すぐまたLで叩かなくてはいけないので、左手がまだうまく動かせない初心者にとっては、なかなか難しいフレーズとなってしまいます。
必ずしも紹介した手順で叩かなくてはいけないというわけではありませんが、左手が動かないからといって手順を変えてしまうと、その後左手を連続で動かすフレーズが出てきた場合に「逃げ癖」がついてしまい、うまくいかない場面し出くわしますので、頑張って練習してみましょう。
このフレーズはこう歌う・こう叩くと覚えてしまう
ここまで3つのフレーズを音符の「種類・歌い方・手順」の順番で紹介してきましたが、フレーズも普通の文字の読み方と一緒です。
文字を見て自然と読み方と書き方が頭に浮かぶように、前述したフレーズを見たら「歌い方と手順が自然と頭に浮かぶように」練習してあげるのが一番早く習得出来る近道です。
小学生の頃に練習した書き方ノートを思い出して、何度も覚えるまで練習しましょう。
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講師:植草 徳(うえくさ あつし)
高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。
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