標準のドラムセットは、2タム(ハイタムとロータムの2つある状態)です。
しかし、なかには、どちらか片方を使用する1タムの人もいます。
ライブハウスなどで、1タムセッティングを見たことがあるかもしれませんね。
そこで今回は、1タムのメリットや2タムとの違いを解説します。
ドラムセッティングのバリエーションの一つとして覚えておいてください。
1タムのメリット・デメリット
1タムとは、先述したように、タムを一つにしたセッティングです。
タムを一つにしてしまうと「フィルイン(オカズ)のバリエーションが減っちゃうじゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、当然メリットもあります。
主なメリットは、以下の3つ。
- 2タムに頼らないフィルインを叩けるようになる
- シンバル類が叩きやすい(とくにライドシンバル)
- 見た目で差別化を図れる
大きなメリットで言うと、フィルインの引き出しが増えることですね。
2タムあると、どうしてもタムに頼ったフィルインになりがちなんですが、1タムだと、限られたものでフィルインを考えなければいけません。
そのため、柔軟な発想力が必要になります。
また、意外とライドシンバルが叩きやすいのもメリットです。
2タムのメリット・デメリット
2タムの場合、ライドシンバルがフロアタムの隣、つまり右に来る形になります(右利きの場合)。
1タムの場合は、タムの部分にライドシンバルをセッティングできるので、ライドシンバルをほぼ真ん中にもってこれて動きやすいです。
ただし、もちろんデメリットもあります。
1タムにした場合、タムの音程を感じられるフィルインが叩けません。
できるだけ派手に聴かせたい場合は、1タムは向いていないでしょう。
また、初心者なら2タムをおすすめします。
最初のうちから1タムに慣れてしまうと、2タムの使い方がわからなくなってしまうからです。
2タムに慣れてからの1タムなら応用できますが、1タムから2タムはやりづらさを感じてしまうでしょう。
ドラムに限ったことではありませんが、まずは基本。
基本をしっかりおさえてから独特な叩き方をするのが良いですね!
基本を抑えてから自分なりのドラムを叩きましょう
ドラムに限らず、すべての楽器は基本が大事です。
1タム2タム、好きな方を選ぶべきですが、やはり標準セッティングは2タムなので、2タムの使い方から覚えていきましょう。
もし1タムで変にクセがついてしまっているなら、一度相談してください。
また、アッシュドラム教室では、基本を大事にしながらドラムを教えています。
年齢問わず、初心者~上級者までレッスン可能です。
ドラムの経験がある上で「1タムのコツを知りたい」という人も「まずは基本からしっかり教わりたい」という人も、ぜひお気軽にレッスンにお越しください。
実際の曲を練習してみたいなどのリクエストに合わせたレッスンなど、集中的なレッスンも問題ありません。
講師:植草 徳(うえくさ あつし)
高校在学中よりドラムを始め、大学在学中より上々颱風(シャンシャンタイフーン)の渡野辺マント氏に師事しドラムを本格的に始める。
大学卒業後、ニューヨークにある音楽学校The Collective (Drummers Collective)に入学。
約1年に渡りNYを拠点に活躍する様々なドラマーに師事し、多岐にわたるドラミングスタイルを習得する。
※スタジオは、以下動画のように徹底的に除菌しています。
アッシュドラムスタジオで用意しているコースは、以下の6つ。
- 平日限定ドラムレッスン(学生さんから主婦・主夫の方におすすめ)
- 短期集中ドラムレッスン(目的がハッキリしている方におすすめ)
- 基礎ドラムレッスン(初心者~経験者)
- カスタムドラムレッスン(ライブの練習や覚えたい曲がある方におすすめ)
- キッズドラムレッスン(小学3〜4年生以上向けのレッスン)
- アドバンスドラムレッスン(プロ志向の方におすすめ)
45分の無料体験レッスンも行っているので、まずはお気軽にドラム教室へお越しください。
現在ではZoomを用いたオンラインレッスンも行っているので、遠方の方でも問題ありません。
※記事内で使用されている画像は、コロナ禍前に撮影された写真です。